(感想)淵に立つ(ネタバレ)

アマゾンプライムで観ました。

(1)淵に立たされる

いやー、後味はよくないし、心の中に闇みたいなものを落とします。

いやー、途中の絶望からの、そこからの先の気になり方は半端ないです。どうなるんや!どうなるんや!と。

少しの救いを求めて。

まあ、救いはないように感じました。平均的な感覚としては。

(2)三幕構成の分析

自分なりに当てはめました。プロットポイント1が事件なのか悩みましたが感情の動き的には、八坂の本性が明らかになる瞬間かなと思いました。

1幕『設定』(関心をつかむ)

オープニングのつかみ:子供のピアノ演奏、メトロノーム

主人公の紹介:いただきますの様子から宗教観、夫婦の関係が冷めてることがわかる。浅野忠信の登場、会話から刑務所帰りとわかる。殺人の罪を犯したことの告白。

きっかけになる出来事:八坂が家族に溶け込んでいく。

プロットポイント1

八坂が鈴丘に対して本性をだす(八坂の殺人に、鈴丘も関わっていたことがわかる)

2幕『対立』(緊迫感と期待感)

障害物と混乱:妻と八坂、いい感じに。川辺で四人が横になってる写真。八坂は妻を抱こうとするが未遂で終わる。

中間点:娘が頭から血を流し倒れてる、そばに八坂。八坂はどこかに消える。

深まる混乱と逆転:8年立つ。娘は障害を残してるが生きていた。鈴丘は八坂の消息を探偵を使って探してる。八坂の息子が働きはじめる。その事実を知った鈴丘も妻も各々に乱れる。

プロットポイント2

鈴丘は自分が殺人に関わっていたことを妻に初めて告白する。

3幕『解決』

主人公の立ち直りと成長:お互いの気持ちをぶつけ夫婦になる。探偵から八坂の情報。決意する。

最後の戦い:八坂の目撃情報をもとに探しにいくか見つからず、奥様は幻影から逃げるためか、娘と橋から川へ飛び降りる。(心象としてももう何年も奥様は淵に立っていたように思います。それこそ八坂が現れる前から)効果的な幕引き:娘も奥様も意識不明、八坂の息子も川に助けにいったせいで倒れこむ。鈴丘は呼びかけながらも倒れる、四人が川の字で横になる、いつかの写真のように。

※プロットポイントは、主人公に行動を起こさせ、ストーリーを異なる方向へ転換させる出来事である

※エンディングパターン❶ハッピーエンド❷サッドエンド❸ほろ苦い❹ひねり❺未決定(視聴者にゆだねる)