(感想)八日目の蝉(ネタバレあり)

アマゾンプライムで観ました。

(1)観てるのが辛かった

これはある意味で最大の賛辞です。

「育ての母親は、産みの母親から私を連れ去った誘拐犯でした」。これだけ「おおおおお」となりますね。

でも、この作品は本当に色々と考えさせられます。例えば、こらふつうに報道されるニュースだとすると僕はおそらく「誘拐犯、最低だな。娘さんは本当の母親のところに戻れて良かったな」って思うでしょう。それは誘拐犯の娘への気持ちも誘拐してる間に過ごした時間のことも知らないから。

この作品は誘拐犯視点で描かれるので、誘拐犯のほうに気持ちがもっていかれ、すごく複雑な気持ちになります。

でも、これって普段報道されてるにゅもきっと同じようなことあるかもしれない。そんなことを感じました。

名作です。間違いなく。

(2)三幕構成の分析

勉強中なので自分なりに。

正直、娘の井上真央パートと、誘拐犯の永作博美のパートが交互に流れるので構造は把握しにくかったです(力不足)

1幕『設定』(関心をつかむ)

オープニングのつかみ:裁判。永作博美、誘拐したことについて産みの母親に感謝はするが謝罪はしない。

主人公の紹介:不倫し中絶してる。

きっかけになる出来事:不倫、自分は子供をおろしたのに本妻は産んだ。

中心的な問:

八日目の蝉(他と違う生き方、育てられ方)はさみしいのか?不幸なのか?

プロットポイント1

赤ちゃんを誘拐する。

2幕『対立』(緊迫感と期待感)

障害物と混乱:誘拐の報道があるなか育てる。赤ちゃんはたくさん泣く、苦労するが愛情が育っていく。エンジェルハウスでお世話になりながらなんとか生活する。

中間点:

娘→妊娠する

母→警察を恐れてエンジェルハウスを脱走する

深まる混乱と逆転:

母親→娘と楽しい束の間の楽しい生活を送るが、小学校のことなど現実的な問題が浮かんでくる

プロットポイント2

娘→誘拐されていたときの土地に行くことを決意する

3幕『解決』

主人公の立ち直りと成長:記憶を思い出す娘。

最後の戦い:娘→憎みたくなかったと言う。みんなが好きだった

効果的な幕引き:ほろ苦い

※プロットポイントは、主人公に行動を起こさせ、ストーリーを異なる方向へ転換させる出来事である

※エンディングパターン❶ハッピーエンド❷サッドエンド❸ほろ苦い❹ひねり❺未決定(視聴者にゆだねる)