(感想)何者

『何者』。すごい作品でした。たぶん原作がすごい。人間の、こういう闇に着目したのが。この映画や原作を見て、「うあー、こんなやつらいんのかよ」とすべての闇にまったく共感しない人がいるのならば、それはとても良いことで、僕はそういうあなたみたいな人になりたかったなって思う。

誰かの成功を喜べない。そういうことが僕にないかというと、むしろ、基本はそうだ。他人の成功やら妬んでしまうことのほうが多い気がする。もちろん、そのままを口にはしないけど。『おめでとう。俺もやる気もらったよ』なんて言うことが多い気がする。情けないね。そういうの気にならない人こそが成功しそうじゃないですか? いや、まったく、そのとおりです。だから、僕もあらためて変わろうと、いや、くだらない感情は気にしないようにって思おうって感じた。

もちろん、心から『おめでとう』と言ったこともある。例えば、それは、とても僕が好きだった人が、文章の賞をもらえたとき。その人の文章を僕はとても好きだったので、賞をもらって、すごく誇らしくなって、素直に「おめでとう」って言えた。

その人は元気かな。会いたいな。僕はその人に自分が『何者』か語れるかな。そのためにも、今日も、そして明日も、生きよっと、昨日よりちょっと真剣に。