(感想)ディストラクション・ベイビーズ


監督:真利子哲也

人間の【衝動】はときにすごいパワーを持っているんだなって。
僕はたまに無気力人間になる。何もできなくなるときがある。某漫画家の言葉を借りるなら「重力に勝てない」ときだ。
そんな僕からすると、この恐ろしいまでの暴力への衝動はいったいなんなんだろうって思ってしまう。

田舎町を舞台にしているとはリアルな世界の話しのはずなのに、まったくのファンタジーだった。
でも僕は息を吸っては吐いている、毎日。そういうことなのかもしれない柳楽優弥さんが演じる芦原君の暴力は。

こうやってファンタジーの世界を通して、人間の奥にある衝動を見せつけられて、
僕はまた重力に勝てなくなっていく。動いたら、自分の奥にある何かに負けて、本当の敗北をしてしまいそうだから。

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