(感想)ベルギー奇想の系譜

渋谷BUNKAMURAで「ベルギー奇想の系譜」を観てきました。

http://fantastic-art-belgium2017.jp/

象徴派とも言われる夢や無意識に価値を見出し、
人間疎外、逃避願望を背景にした作品群たち。

想像の世界の絵たちが並び、とても刺激を受けました。

夜が本当の闇だった時代の作品たち。
常に明るく何でも知れる今の時代はやはり想像する時間が減っているのかもしれない。
想像は怖いのかもしれない。ぐぐれないものの怖さ。
そんなよくわからない感情が残った、展覧会でした。頭の使ってな部分が刺激されて良き時間でした。

以下、メモ。

☆ヒエロニムス・ボス☆
ポスターにも使われている「トゥヌグダルスの幻視」の作者。
人間の愚行や罪をテーマにし、無からかたちあるものを創り出すことへの人間の飽くなき欲求を表現。

・食慾と性欲に支配された象徴としての豚(娼婦政治家)

・クノップフ
建物の一部と運河だけを描くことによって、死都の外観を呈する。静けさの象徴。水の流れもない。

・忘却を意味するレテ河

・フランドルの雪。人間不在の雪景色。それでも世界は周り続ける

・シュルレアリスム。超現実主義。現実を無視したかのような世界を絵画や文学で描き、まるで夢の中を覘いているような独特の非現実感は見る者に混乱、不可思議さをもたらす。

・絵を解釈しようしすぎる人への皮肉を込めた意味なし絵
(ミヒャエルボレマンスのAutomat3)

・風景画で自分の内面を表す

・「生き残るには脳が足らない」(トマスルルイ)