(感想)百円の恋(ネタバレあり)

アマゾンプライムで観ました。

(1)安藤サクラがすごい
まさに「熱演」でしょう。
ドラマの定石通りに主人公の「変化」が描かれるのですが、まさに見た目や立ち振る舞いの変化を完璧に演じてるように思います。
作品の最初の方の退廃感ある様子も後半のボクシングに打ち込んでいく様子のどちらもが深い印象を残しています。

(2)感想
「変化」という軸で見るならば、主人公がものすごく変化したように思います。
最後、ボクシングの試合前に主人公は自分のことを「100円程度の女だから」と卑下します。
ボクシングに打ち込み、様変わりしたのに、自分のことを100円と評価します。
でもそれは試合に勝ってはじめて価値が上がるんだってことだったのかもしれません。
観終わったあと、自分の中になにか小さな炎のようなものが灯ったのを覚えています。

(3)構造の分析

三幕構成を勉強してるのでどんな感じか当てはめてみましょう。

1幕『設定』(関心をつかむ)
オープニングのつかみ:変な音楽が流れる100円ショップ。
主人公の紹介:無職。だらけている。コミ障。
きっかけになる出来事:ボクサーに恋をする、それと同じくして姉との喧嘩をする。
中心的な問:100円ショップからの帰り道に落ちた恋はどうなるのか?このだらけている女性に未来はあるのか?

プロットポイント1

それをきっかけに一人暮らしをして100円ショップ(コンビニ)でバイトを始める。

2幕『対立』(緊迫感と期待感)
障害物と混乱:バナナマンことボクサーと距離を縮めつつ。
中間点:バイト仲間との中をバナナマンに誤解され嫌われる。さらに、バナナマンに犯される。
深まる混乱と逆転:バナナマンと付き合えるが、結局、逃げられる。

プロットポイント2

ボクシングに真剣になる。(自分の髪を切る)

3幕『解決』
主人公の立ち直りと成長:ボクシングに真剣に取り組む。家族とも話しをするようになる。
最後の戦い:ボクシングの試合にでる。バナナマンも観に来てる。
効果的な幕引き:
・試合に負け、悔しい思いをする
・バナナマンと一緒に帰る。
・「勝ちたかった」と自分の気持ち・本心を吐き出す、二人は歩いていく。
エンディングパターンとしては❶よりの❺未決定(視聴者にゆだねる)かな。

※プロットポイントは、主人公に行動を起こさせ、ストーリーを異なる方向へ転換させる出来事である
※エンディングパターン❶ハッピーエンド❷サッドエンド❸ほろ苦い❹ひねり❺未決定(視聴者にゆだねる)

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